南アフリカ代表RWCメンバー31名(後編)
どうもすみすです。
南アフリカ代表(スプリングボクス)がラグビーワールドカップスコッド31名を発表しました。
前回に引き続き今回はバックスの選手を紹介していきます。
まずはスクラムハーフです。
SH9(スクラムハーフ)3名 ※画像左から右へ
ハーシェル・ヤンチース(ストーマーズ/23歳/3 caps)
コーバス・ライナー(ノーサンプトン・セインツ/29歳/12 caps)
ファフ・デクラーク(セール・シャークス/27歳/24 caps)
…3名ともワールドカップは初出場という事でフレッシュなメンバーになりましたね。
ただ三者三様、全員がここまで素晴らしいパフォーマンスを見せているので何も心配はないと思います。
スクラムハーフの1stチョイスはライオンズでもプレーした金髪の貴公子デクラークだと思いますが、今年のラグビーチャンピオンシップで大活躍したハーシェル・ヤンチースにも期待したいと思います。
オールブラックス、ワラビーズからSHながらトライを取ったその積極性と可愛らしさ(?)で今年ブレイクの予感…笑
強くて大きな選手に目がいきがちな南アフリカ代表ですが、このポジションの選手達も引けを取らないくらい注目度は高いです。
続いてスタンドオフですね。
SO10(スタンドオフ)2名
ハンドレ・ポラード(ブルズ/25歳/41 caps)
エルトン・ヤンチース(ライオンズ/29歳/35 caps)
…2016〜17年くらいまではヤンチースがボクスの正SO
でしたが、今はすっかりポラードが中心選手になりましたね。ポラードは前回大会にも出てますが、まだ25歳と若い…
その才能はオールブラックスのボーデン・バレットにも匹敵すると言われてるSOです。キリッとした王子様顔も絵になりますね笑
ヤンチースは長年ライオンズの10番を務めている実力者でキックの際の独特なルーティン(両手で拳を握り足をバタバタさせる)が特徴ですね。キックは結構外しますが笑
この選手は日本代表の松島幸太郎選手と因縁がありますので(握手スルー事件)彼を良く思ってないラグビーファンも多いのでは…笑
両選手とも日本のトップリーグのチームでプレーしてた実歴がありますので、馴染み深いですね。
(ポラードはNTTドコモレッドハリケーンズ,ヤンチースはNTTコミュニケーションズシャイニングアークス)
次はセンターバックです。
CTB12,13(インサイドセンター,アウトサイドセンター)4名
ダミアン・デアリエンディ(ストーマーズ/パナソニック/27歳/39 caps)
フランソワ・ステイン(モンペリエ/32歳/60 caps)
ルカ二ヨ・アム(シャークス/25歳/8 caps)
ジェシー・クリエル(ブルズ/キヤノン/25歳/44 caps)
…経験者を揃えてきましたね。
デアリエンディとクリエルの2名は前回のワールドカップを経験しており、ステインは前回大会には出場はしていませんが2007、2011年大会に出場しているベテランですね。同じポジションだとアンドレ・エスターハイゼンは外れてしまいましたが、ここは経験値とセンター以外でもプレーできるステインが選ばれたのかなと。
アウトサイドセンターのルカニヨ・アムはワールドカップ初出場となりますがスーパーラグビーのシャークスでフィジカルを活かしたランを披露しており納得の選出となりました。
こんなブスっとした顔をしてますが、本人は試合中にもニコニコ笑ったりとても良い人だと思われます笑
ステインはかつて日本の東芝ブレイブルーパスでプレーした事があります。
デアリエンディはパナソニックワイルドナイツ、クリエルはキャノンイーグルスへ、それぞれRWC後に入団予定ですね。
さあWTBです。疲れてきましたが、あともう少しで終わりです笑
WTB11,14(ウイング)3名
チェスリン・コルビ(トゥールーズ/25歳/9 caps)
マカゾレ・マピンピ(シャークス/29歳/7 caps)
シブシソ・ンコシ(シャークス/23歳/8 caps)
…WTBは前回大会とガラッとメンバーが代わってます。
コルビは小柄ながらも小ささを活かしたスピードと相手を次々とかわすステップの持ち主。大きな相手にも決して怯まず、南アフリカのWTBで1番信頼をおけるのがこのコルビではないでしょうか。
マピンピとンコシはシャークスのトライゲッターです。マピンピは18年にスーパーラグビーデビューし11トライの大活躍。
ンコシは全身これバネといった感じのランナーで、直近のアルゼンチン代表との試合ではとんでもないステップとバランス感覚でトライを取っています。
気になる方は是非動画を見てください!
3名とも初めてのワールドカップという事で、大舞台で萎縮せずにプレーする事ができれば活躍する事間違いなしといった感じでしょうか。
では最後。フルバックです。
FB15(フルバック)2名
ウィリー・ルルー(トヨタ自動車/30歳/55 caps) ※ 2015年大会出場
ウォリック・ヘラント(ブルズ/24歳/7 caps)
…ルルーは2015年から2シーズン日本のキャノンでプレーした事のある選手です。前回のワールドカップにも出場し、その類稀なるアタックセンスでトライを量産してきました。彼の注目ポイントは何と言ってもアタックでしょう。今大会終了後は日本のトヨタ自動車ヴェルブリッツに入団予定です。
それにしても南アフリカのフルバックって同チームのジオ・アプロンやシャークスアカデミーで修行を積んだ松島幸太郎選手のようなアタックセンスに優れたプレーヤーが本当に多いですよね笑
ウォリック・ヘラントもその1人です。
ブルズでプレーする彼の持ち味は速さだけでなく、そのパワフルさと両足でキックを蹴り分けられるその器用さ。すっかり代表にも定着し日本代表戦でも先発で出てくる可能性も高いです。
ルルーもそうですが、彼も決して侮れないプレーヤーですね。
以上となります。バックスは計14名でした。
スクラムハーフを3枚入れてきましたね。
スプリングボクスはチームをA,Bの2つに分けると言われているので、その影響もあるのでしょうか。
日本代表も3枚入れてきてほしいものです笑
残念ながら落選となったプレーヤーは前述したアンドレ・エスターハイゼンや去年大ブレイクしたアッフィ・ディアンティです。
(左がサニックスでもプレーしたエスターハイゼン,右がディアンティ)
実力だけなら間違いなくスプリングボクスの最終スコッドに選ばれた選手ですが、怪我が完治せず無念の落選となりました。つい先日ドーピング疑惑がかかりましたが、本人は否定していますね。
真実はどうであれ彼は今大会出場できないという苦い経験となりました…
以上となります。
次はオールブラックスか日本代表のどちらかをやりたいと思ってますので、また見てください。
ではまた。